各務原市と官民連携による公園の中の屋内施設のプロジェクトです。
北の学びの森、そして南の市民公園の結節点になり得る場所として、
表裏のない開放的な空間をイメージし、
南北面に壁のない木造軸組みによるシンプルな構成を考えました。
敷地北側のメタセコイヤの並木に合うように単調なグリッドの構成、
杉の無垢材によるトラス架構が重なり合うことで樹木のような構造体となっています。
学びの森にあるような起伏・坂といったシンプルな要素を遊具に取り込んでおり、
起伏、ネットなど床を操作した遊具を基本にしています。
遊具は遊びを規定しておらず、遊び方の記載もありません。
遊具に名前をつけないことで子どもたちが自分で考え、自分で体を動かして遊び方を創造します。
この場所が学びの森と市民公園をつなぎ、さらに周辺エリアにも賑わいを生む場所となることを願っています。